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よりそうデータ銀行

2020

よりそうデータ銀行は、個人のヘルスケアデータ(モバイルOSで取得された歩数/移動距離、ヘルスリテラシー)を取り扱う情報銀行サービス「よりそうデータ銀行」の提供を想定し、ブロックチェーンの有効性を検証するために開発したプロダクトです。

プロダクトオーナー

東北電力株式会社

期間

2019年9月〜2020年3月

チーム構成

プロジェクトマネージャー兼デザイナー1名、開発6名

担当

プロダクト企画・提案、要件定義、プロジェクトマネジメント (進行・予算管理・顧客折衝)、情報設計、ロゴデザイン、UX/UIデザイン、研究報告書作成

使用ツール

Adobe XD / Photoshop / Illustrator / Typora

課題とゴール

ブロックチェーンの特徴の1つである「データの耐改ざん性」に着目した独自の技術モデルを構築し、その有効性検証と、個人が情報銀行へデータを提供する体験と考察を行うことがゴールでした。

  • 課題:ブロックチェーン技術を活用したサービスのアイディアがほしい

ブロックチェーン技術を活用した
サービスのアイディアがほしい

ブロックチェーン技術を活用した新規サービスの企画・提案

世界的にデータを活用したビジネス展開が一層求められる中で、ユーザーの同意を得ないデータ二次活用や、プロセスがブラックボックス化されている現状があります。そのような中、ケンブリッジアナリティカ事件やEUでのGDPR策定など、個人データの保護に対して求められるレベルが高まると同時に、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスによって集権的な監視社会の幕が開け、その流れが一層強まる可能性もありました。

そこでブロックチェーンの特徴の1つである「データの耐改ざん性」に着目し、データを提供する利用者自身が、データが正しく使われているのか管理・把握できるモデルを構築。さらに、クライアント社内で「情報銀行」サービスが新規事業案の一つと考えられていたものの、だれも体験したことのない未知の状態だったので、その技術モデルを「情報銀行」サービスを切り口にアプリケーション構築し、ブロックチェーンを活用したサービス、かつ情報銀行サービスの顧客体験の2側面からの検証を提案し、実証実験を実施しました。

ブロックチェーンを活用するからこそ見える技術的課題が明確になりその改善案を把握することができました。
また擬似的ではありますが情報銀行サービスを体験したことで、サービスとして成立しうるのかの判断を行う一助になることができました。

ロゴ・UIデザイン

このプロジェクトでは、個人が情報銀行へデータを提供する体験も重要な検証事項です。ユーザーが使いたくなるUIも求められ、ユーザー側のスマホアプリはAndroidとiPhone、管理画面はWebの3つのプラットフォームのデザインをする必要がありました。
最初に「杜の都」「データ」「よりそう」をキーワードに簡単なロゴを作成し、そのキーカラーや印象をベースに最終的に決まったデザインをご紹介します。